カミソリやシェーバーで髭を剃って起きる肌トラブル
男性の大切な身だしなみの一つ、髭剃りですが、トラブルに悩まされている人は意外と多くいます。
毎日髭は伸びるので、仕事に出勤する前に剃る人が多いでしょう。
しか髭剃りが原因で肌が荒れてしまい、炎症を起こしたり痛みやかゆみが出たりすることもあります。
特に口周りは乾燥しやすく、正しい髭剃りやケアができていないと、トラブルが起きやすい部位です。髭剃りで起こりやすい肌荒れには、いくつかの原因があります。
角質層が薄くなる
肌荒れの最大の原因は、角質層が剥がれてしまうことです。角質層は皮膚の表面にあるもので、肌のうるおいを保ち、細菌や紫外線、乾燥など外部の刺激から肌を守ります。
しかし、T字カミソリや電動シェーバーなどで角質層が剥がれてしまうので、肌のバリア機能が弱くなり、細菌が侵入しやすくなったり、乾燥したり、ニキビの原因になったりします。
また、肌が敏感になってちょっとした刺激にも反応するようになります。
カミソリ負け
頻繁に髭剃りをすると、角質層が剥がれたり薄くなったりしているところを、毎日の髭剃りでさらに削っていることになるので、皮膚に傷がついてしまいます。
そのため髭剃り後に出血したり、乾燥してヒリヒリしたりします。カミソリ負けは、敏感肌の人だけでなく肌が丈夫な人でも起こる可能性があり、多くの人が経験している症状です。
赤みやかゆみ
髭剃り後に肌が赤くなったりかゆくなったりすることもよくあります。これは肌の角質層が破壊され、皮膚が薄くなって炎症を起こしている証拠です。
髭剃り後だけではなく、洗顔時、食事やシャワーで口周りが濡れたときなど、ちょっとしたことでも刺激を感じることがあります。
また、カミソリの刃に対する金属アレルギーで起こる場合もあります。なかなか赤みやかゆみが引かない人は、病院で相談してアレルギー検査をするといいでしょう。
カサカサして乾燥する
髭剃り後に口周りがカサカサしたり、乾燥して粉を吹いたように白くなったり、ポロポロと皮が剥けたりすることもあります。
これらの症状も、髭剃りによって肌のバリア機能が損なわれることで起こります。乾燥が進んでそのまま放置していると、皮膚はうるおいを保とうと自ら皮脂を分泌するようになります。
皮脂の分泌が活発になりすぎると、毛穴をふさぎニキビができてしまうことも。
また、髭剃りで口周りの毛のうに細菌が入って、ニキビができる場合もあります。
髭剃りによる肌荒れを防ぐ6つの対策
いくら肌荒れを防ぐ髭剃りを使っていても、やり方を間違うと肌荒れが起きてしまいます。
肌荒れでお悩みであれば、私のおすすめする方法で髭剃りを行ってみてください。
定期的に、カミソリやシェーバーの刃を交換する
髭剃りの刃は、使っていると切れ味が悪くなったり、雑菌が繁殖します。
だから、刃は定期的に交換しましょう。
切れ味の落ちた刃で髭剃りを行うと、以下のような肌トラブルが起こるかもしれません。
- 髭が剃りにくくなって、必要以上に力を入れるため、肌に負担をかける
- 切れ味が落ちて髭が刃に引っ掛かるため肌が引っ張られ、毛穴にダメージが起こる
また、刃の交換をしないで雑菌が繁殖したまま使用すると肌に雑菌が付着してニキビや赤みなど、炎症の原因に。
このように髭剃りの刃の交換を怠ると肌荒れの原因になってしまいます。
そのため、T字カミソリや電気シェーバーの刃は定期的に交換しましょう。
髭剃りの替刃の交換時期の目安
T字カミソリ
- 髭の濃い人は10回使用
- 髭の薄い人は20回使用
- もしくは、2~3週間に1回
- お風呂など湿度の高い場所で保管している場合は、2週間以内を推奨
電気シェーバー
- 内刃(内側の髭を剃る刃)は、約2年に1回
- 外刃(肌に当てて髭を押し出す刃)は、約1年に1回
※どちらもシェーバーを毎日洗浄していることが条件です。
上記は、あくまで目安です。
詳しくは、お使いの商品の説明書をご確認ください。
シェービング剤(保護剤・潤滑剤)を使用する
シェービング剤とは、髭剃りをする時につける肌の保護剤・潤滑剤です。
だから、肌荒れを予防するためには、シェービング剤の使用をおすすめします。
シェービング剤には、主に2つの役割があります。
- 肌との摩擦を少なくする
- 髭をやわらかくして、髭と刃のひっかかりを軽減する
カミソリ用や電気シェーバー用などもありますが、シェービング剤は大きく分けて2つの種類があります。
肌荒れ対策に使う場合は、髭の硬さ・濃さで決めましょう。
- 髭が硬い・濃い人:フォームタイプ
- 上記以外の人:ジェルタイプ
フォームタイプ
きめ細かい泡が、髭を柔らかくしてくれるので、硬い髭や、濃い人におすすめです。
ジェルタイプ
刃の滑りが良くなるのが特徴です。
また、透明なので、髭が見えやすく整えやすいです。
髭剃り後に肌荒れケアをする
髭剃りによる肌荒れの原因は、「肌に必要な角質を剥がしてしまう」ことです。
たとえ電気シェーバーで肌にやさしい髭剃りを行っても、毎日繰り返すことで角質層は薄くなってしまいます。
薄くなった角質層を守るためには、髭剃り後に肌荒れケアをする必要があります。
角質層が薄くなると、肌内部に蓄えられる水分量は減り、さらに、水分の蒸散量が増えて、肌は乾燥状態になります。
乾燥状態になると、バリア機能が低下して、肌を守る力が弱くなります。
正常皮膚であっても乾燥した状態に置かれるとバリア機能の低下を起こし、実際、同一人で調べてみると、空気の湿った夏に比し乾燥した冬では角層機能は優位に低下する。
引用:東北大学名誉教授の田上八郎著「アトピー性皮膚炎と皮膚バリア機能」
必要な角質が髭剃りで剥がされて肌が乾燥すると、肌荒れリスクがどんどん高まります。
肌荒れリスクを抑えるために、髭剃り後に起きる肌の乾燥を防ぐことが必須となるわけです。
また、髭剃り後の「アゴ下の肌状態」を比較した調査では、スキンケアをしていた人としていない人とでは、肌状態に大きな差がありました。
シェーバー使用者は、20代では、スキンケアをしていなくても肌状態が比較的良いのですが、50代になるとスキンケアをしている人の肌状態が良いのに対し、していない人はかさつきが目立ち、キメも乱れがちでした。
一方、カミソリ使用者は、スキンケアをしていない人は、20代でもひどいかさつきが見られ、さらに50代では乾燥に加えて、肌の赤黒さやごわつき感が目立ちました。
カミソリ使用者は、化粧水だけではなく、乳液やクリームを使って、肌をしっかりケアする必要があります。引用:株式会社エフシージー総合研究所が行ったアンケート調査「男性の肌とヒゲ剃りトラブル」
肌の乾燥を防ぐには、「保湿」が一番です。
乾燥を防ぐ「保湿」とは?
- 肌に不足している水分の補給
- 水分の蒸発と外界の刺激から肌を守るために油分と保湿成分の補給
- 上記2つの状態を維持すること
この3つの条件がすべてそろって初めて「本当に保湿できている肌」になります。
ひとつでも欠けると、保湿とは言えません。
髭剃り後の肌荒れリスクを抑えるには、保湿は必須です。
ぜひ、「3つの条件を満たした保湿」で、髭剃り後の肌荒れを防いでください。
「本当に保湿ができている肌」の人は、残念ながらごく少数です。
保湿に必要な3つの条件のどれかが欠けている場合がほとんどです。
また、メンズスキンケアをする際に、
- どんなメンズコスメを使っていいか分からない
- メンズコスメを使っているけど、肌荒れが防げない
T字カミソリは、刃が多いほど、肌にやさしく肌荒れリスクを抑える
T字カミソリを選ぶ際に、髭剃りの肌荒れを防ぐためには、「刃の枚数」が多いものを選びましょう。
刃の枚数が多いほど、肌へのダメージは軽減されます。
なぜなら、刃の枚数が多いほど、刃一枚あたりにかかる圧力が少なくなるために、肌への負担が軽くなります。
T字カミソリは、刃の多いタイプを選びましょう。
私は5枚刃を使っていましたので、5枚タイプをおすすめします。
髭が硬い(太い)、濃い(多い)場合は、髭剃りを夜に行う
髭が柔らかくて少ない人は、髭を剃る際の肌への負担は軽くなります。
電気シェーバーでシェービング剤を使って、髭剃り後に保湿すればケアは完了。
だから、好きな時に髭剃りしてください。
一方、髭が硬い、髭が濃い人は、髭剃りを夜にすることをおすすめします。
髭が硬いと、深剃りをする必要があります。
また、髭が多いと髭を剃る時間が長くなります。
深剃りと髭剃りの時間が長くなるため、肌荒れリスクが高まります。
このような場合は、髭を柔らかくして、剃る部位を温めておくと肌への負担を抑えられます。
そのため、髭を剃る最適なタイミングは入浴中、もしくは入浴後になります。
つまり、髭剃りが最適なタイミングは夜です。
髭が硬い、太い、濃い、多いという人は、夜に髭剃りを行って肌荒れリスクを抑えてください。
夜に髭を剃ると、寝ている間に髭が伸びることを危惧するかもしれませんが、髭は伸びてもせいぜい1日に0.2~0.4mm程度です。
フェザーの「ヒゲの雑学」によると、「一日のうちでいちばん伸びるのは朝方で、午前6時から10時ごろまで」とされています。
だから朝に剃るのも夜に剃るのも、たいして違いはありません。
しかも、深夜にはあまり伸びないことがわかっています。
とは言え、顔を触ると髭のざらつきを感じて、朝に剃りたくなります。
また、昼頃になるとうっすら髭が目立ちだします。
でも、朝は忙しく十分に髭をやわらかくして、剃る部位を温めることができません。
その結果、朝に剃る行為は、どうしても肌荒れのリスクが高まります。
もし、どうしても朝に髭剃りを行う場合は、たっぷりと時間を確保して行いましょう。
T字カミソリや電気シェーバーの刃を清潔に保つ
T字カミソリや電気シェーバーを使用後に何もせず放置すると雑菌が繁殖します。
雑菌が繁殖した刃で髭剃りを行うと、目に見えない傷ができるため、口の周りに炎症が起きやすくなります。
ヒリヒリと痛みを感じたり、赤くなったり、ニキビの原因に。
そのためT字カミソリや電気シェーバーの刃を清潔に保ちましょう。
以下の方法で清潔に。
T字カミソリの場合
- 使用後は流水で洗い流します。
- 水分をよく切って自然に乾燥させます。
※注意点:刃先を拭くと、コーティング皮膜が取れてしまい切味が落ちるので、止めましょう。
電気シェーバーの場合
自動洗浄機付きのものを買いましょう。
少しコストがかかりますが簡単で、確実に、清潔に、刃を保つことができます。
コメント
https://fcialisj.com/ – cialis for sale
I think the admin of this web page is actually working hard for his web
page, as here every information is quality based information. asmr 0mniartist